祈りと水の世界へ
 =国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館= 4

集会や講演の場となる交流ラウンジ。中庭との一体利用もできる

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祈りと水の世界へ =国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館= 4 交流ラウンジ 独自なテーマの拠点

2003/07/04 掲載

祈りと水の世界へ
 =国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館= 4

集会や講演の場となる交流ラウンジ。中庭との一体利用もできる

交流ラウンジ 独自なテーマの拠点

祈念館が持つ特徴的な役割として、国際協力、国際交流の推進がある。広島の祈念館と異なる長崎独自のテーマだ。

交流ラウンジ その拠点となるのが広さ約二百平方メートルの交流ラウンジ。同じ地下二階の追悼空間や平和情報コーナーなどの中心に位置し、基本的には来館者に開放されたスペースだが、展示や講演、シンポジウムもできる。いすは百脚ほど並べられる。館内の利用相談を受け付けるカウンターもある。

側面には横三メートル、高さ二・三メートルの大型ビデオスクリーンがある。別に、プラズマディスプレー(50インチ)もある。ラウンジは高さ六・五メートルのガラス窓で、屋外の中庭と仕切られている。

中庭では壁面を水が流れ落ちている。ここでも目に入る光景は水だ。仕切りのガラス窓は、手動で開閉可能。窓を全開にすれば、ラウンジと約百平方メートルの中庭が一体的に利用できる。