はじめまして!「なん食べ」初登場の諫早市担当、きひろといいます。
突然ですが、皆さん、担々麺はお好きですか?喉の粘膜は人一倍弱いくせに、私は辛い料理が大好き!
てなわけで、知る人ぞ知る担々麺の専門店、「大丈夫屋紅蘭亭」にお邪魔してきましたよ~。
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大丈夫屋紅蘭亭さんの外観。本当に大丈夫かな?
まず目につくのが、「ゴマは体に良からしか」と書いた大きな看板。
目立つ、というよりはちょっとどこかしら怪しげなカンジ?
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大丈夫屋紅蘭亭の内観。どこにもない雰囲気の独特な世界に気分は盛り上がります
赤く彩られた店内には中国風のランタンやお面が飾られていて、
「燃えよドラゴン」などの香港映画で流れているような、アチョ~な音楽がもう、独特な雰囲気を醸し出しています。
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大丈夫屋紅蘭亭 手書きメニュー(1)
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大丈夫屋紅蘭亭 手書きメニュー(2)
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大丈夫屋紅蘭亭 担々麺の説明
メニューも手書きで、何だかとっても楽しそう!!
さて、肝心の担々麺ですが、ここでは大きく2種類の系統に分けられています。
それも「赤」と「黒」。
18年前、店主の水口秀治さんと義治さん兄弟が辛さとコクのバランスを長年追及していった結果、
これはもう両者を切り離したほうが、自分たちの求める究極の担々麺に近づけるのでは、というアイデアにたどり着いたのだそうです。
唐辛子をピリッときかせた「赤の担々麺」は、キレのある辛さが特徴。
ネットリとした自家製ごまだれ「芝麻醤」に刺激的な肉みそがベストマッチ!
一方の「黒の担々麺」は、辛さよりも、こくを際立たせた一杯。
島原産のみそを使った、じっくりと深みのある味わいが楽しめます。
本当に辛くないので、年配の人や子どもにも定評アリ。
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ベースになっているあごだしを丁寧にとるところから手作りしているそう
赤と黒、どちらもバランスのとれたおいしさの秘密は、うまみたっぷりのアゴだしをベースにしているから。
きちんと研究された、完成度の高さを実感します。
さて、今回私は、基本の「赤」をオーダーしてみました。
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赤の担々麺 720円
うん、まちがいないおいしさ。しっかり辛い、その奥に深いうまみが広がります。
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トロミのあるスープ。ごまの濃厚な風味がいっぱい
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濃厚なスープがトロリと絡む、ストレートの中太麺
うっかりすすってしまうとむせてしまうので、ゆっくりゆっくり麵やスープを口に運びます。
ガツンとパンチのある味わいなのに、スッキリしているというか、食べ終わった後の壮快感はクセになりそう!!
さらに、進化形の担々麺も次々登場中です。
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BLACKドラゴン(820円)。トッピングは回鍋肉風で、辛さ控えめ。スープはもはやポタージュやソースといっても過言ではない濃厚な味わいです
「赤」に魚介系のうまみを加え、エスニック風に仕上げた「REDドラゴン」や、「黒」に回鍋肉風のコクをプラスして、より濃厚に仕上げた「BLACKドラゴン」のほか
辛い料理に目がない人には、やばいレベルを通り越した激辛の、カレー風味「天竺(てんじく)」なども、ぜひ挑戦して頂きたい一杯です。
(あ、まったく辛くない「モンゴリアン」という選択肢もありますよ)
腹ぺこさんは残ったスープにご飯やまぜ飯をIN!
そこに広がる坦々飯という新境地も素通りできない世界です。
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店主の水口秀治さん(左)と弟の義治さん兄弟。どちらも東京で料理修業した職人ながら、人を楽しませることが大好きというエンターテイナーでもあります
「こがん辛かもんば作ってもー、食べられんやろ~!」とお客さんに呆れられるほど、やりがいを感じるという、ちょっぴりマゾッ気のあるお茶目な水口さん兄弟。
アイデアマンの兄、秀治さんと、兄のアイデアを実現化する弟の義治さん。
二人の絶妙なコンビネーションが生んだ、究極の担々麺シリーズはこっそりコンビニ大手チェーンが視察に来たこともあるというほど。
今や全国から人を集める情報発信力を持ちますが、「担々麺といえばここ」と言われる店にしていきたいという、二人の挑戦はさらに続きます。
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トロリなめらかな杏仁豆腐290円。担々麺オーダーで値引きサービスあり。
杏仁(あんにん)豆腐も、トロリとなめらかな食感とほんのり甘酸っぱい爽やかな口当たりで、こよなく愛するファンの多い人気デザートでオススメ。
あ~、しみじみおいしかった。また来ますね~。