長崎新聞社員の食いしん坊メモ、長崎の王道グルメから意外な食べ物を紹介する「なん食べよっと」。
今回は特別企画の「ちゃんぽん巡り」。第3回目は、長崎市三芳町の「東角」です。
こんにちは、ウツボです。
今回は地元民に愛されるラーメン屋「東角」でいただけるコク旨ちゃんぽんをご紹介します。
お店は路面電車の岩屋橋電停からJR線路方面へ徒歩3分くらいの場所にあります。
シンプルな白い暖簾をちょいと掲げて入ると、どこか懐かしい雰囲気。
平日は地元民やサラリーマンのお客さんが多いそうですが、最近ではネットの口コミなんかを見て週末には県外からのお客さんも増えている人気店です。
カウンターの端にはいい色に染まったおでん。お昼の遅い時間にお邪魔したので、だいぶ数が少なくなっていましたが、お店の人気メニューで鍋持参で持ち帰る方もいるんだとか。
メニューはこんな感じです。ラーメン(500円)、チャンポン(700円)、おでん(130円)と長崎のチャンポン屋さんに欠かせない王道メニューが揃っています。
本日はチャンポンをいただきました。麺が見えないくらい具がどっさり乗っています。
具はキャベツともやし、きくらげ、豚肉、かまぼこの他、エビ・イカ・アサリと海鮮もたっぷり。700円でこんなに海鮮たっぷりというのはとても贅沢ですね。
まずはスープをいただきます。
「うまっ!」と思わず声がでました。スープにとてもコクがあります。聞けば、鶏出汁ベースではなく豚骨スープを使っているそう。野菜の甘みが際立つスープです。
そしてフワッとごま油の香りが。うーん、これは美味しい。野菜とお肉と海鮮をゴマ油の風味で上手くまとまっていて、クセになるお味。スープを飲み干したくなる美味しさです。
続いて麺をいただきます。噛み応えがあるもちもちの食感です。噛むほどに小麦の旨味を感じる麺で、コクのあるスープと相性ばっちりです。
長崎の老舗製麺屋、佐藤製麺さんの麺を使っているそう。
「うちのお店はにこにこしながら入ってこられる方が多いんですよ」と人の好さそうな店長さんが教えてくれました。
先代から含めて50年以上続いているお店なので、「小さい頃に家族と来た懐かしい味」や「学生の時に通った思い出の味」だったりを求めて「懐かしいなぁ!」と言いながら嬉しそうに来店される方が多いんだとか。
「そういうお客さんを見ているとこちらも嬉しくなりますね」と笑顔の店長さん。
地元民に愛されるお店でいただいたアツアツの美味しいちゃんぽんですっかり温まりました。ごちそうさまでした。