こんにちは、ウツボです。
古今東西老若男女に愛されるメニュー「唐揚げ」。揚げたてサクサク&ジューシーな唐揚げをガブリと頬張り、すかさずほかほかの白いご飯をかきこみ、合間にお味噌汁をぐぐっと。あー幸せ。午後からもお仕事頑張ろう!そんな気持ちにしてくれる唐揚げ定食を食べられるのが長崎市三和町の武次食堂です。
ご年配の夫婦2人で切り盛りしておられます。昭和にタイムスリップしたようなノスタルジックな店内の壁に貼られたお品書きにも、武次食堂が地元で愛され続けてきた年月を感じます。
唐揚げは通常よりもかなり大きめのものが6つどどーんとお皿からはみ出んばかりに乗ってきます。ご飯だって普通のお茶碗サイズではございません。どんぶりと茶碗の間くらいの大きさにもりっと。大食漢や食べ盛りにはうれしいボリュームです。
揚げたてをガブっといくと、口の中に肉汁が溢れます。こんなに大きな唐揚げなのに中はふわっとジューシー、絶妙な揚げ具合。しかも、時間がたっても衣はサクサクのままです。
家族で食べたいから、と事前に電話で注文して7人前くらいテイクアウトされる方もいるそう。
この日は朝から何も食べておらず遅めの昼食でお腹ぺこぺこだったわけですが、それでもお腹ははち切れんばかりの満腹感。やっぱり唐揚げは幸せです。
「もう歳だからそろそろお店を閉めようと思ってるんだけどね」と食後のコーヒー(なんとこのお値段でコーヒーまでついてます!)を出しながら言われた時には、どきっとしました。が、続けて、「でもね、お客さんからお店やめないで、って言ってもらえるのが嬉しくてついつい続けてるのよ。」とにっこり微笑まれました。
ああ、武次さん、お客様方、ありがとうございます。武次食堂の唐揚げ定食が食べられなくなったら半端なく悲しいです。
ちなみに、唐揚げ定食を散々推した後ですが…。
実は武次食堂は昔は皿うどんとちゃんぽんだけを提供していたらしいのです。これは今日初めて教えていただいた話。ある時、「武次さん、焼きそばも作ってよ」とお客さんから言われて、メニューに焼きそばが増えたとのこと。
その後も、「ご飯ものも食べたい」、「揚げ物も出してほしい」というお客さんのおねだりに応えてメニューが増えていったらしいです。なんとも武次さんらしい微笑ましいエピソード。
おなかも心も大満足。「美味しかったです、次はちゃんぽんをいただきます!」とお店を後にしました。ごちそうさまでした。