152年の歴史に幕…諫早・遠竹小で閉校式 長崎

2025/02/17 [11:20] 公開

別れを惜しみつつ元気に校歌を歌う児童たち=諫早市立遠竹小

別れを惜しみつつ元気に校歌を歌う児童たち=諫早市立遠竹小

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統廃合に伴い、本年度末で152年の歴史に幕を下ろす長崎県諫早市立遠竹小(江口佳也乃校長、22人)で16日、閉校式があり、児童や教職員、地域住民らが学びやとの別れを惜しんだ。
 遠竹小は1873(明治6)年、創立。かつては200人以上の児童が通っていた時期もあったが、近年は少子化の影響で児童数が減少していた。新年度からは市立長里小とともに市立小長井小に統合される。
 閉校式には地域住民ら約250人が出席。江口校長は「『やる気、げん気、こん気、思いやり』の校訓を忘れずに、遠竹っ子として学んだことを発揮して活躍してほしい」と謝辞を述べた。児童を代表して6年の髙平眞広さんは「1287人の卒業生の一員となれてうれしい。遠竹小の児童だったことを誇りにこれからも頑張りたい」と話した。
 式典後の「遠竹っ子のつどい」では、児童たちが同校にまつわる歴史をクイズ形式で紹介。長縄跳びや合唱、遠竹浮立も披露された。最後は校庭で感謝の思いを込め、風船を空に放った。