長崎県五島市の「五島つばき蒸溜所」(門田邦彦代表取締役)が今月、国内の蒸留所として初めて、事業で使用する電力の全てを五島産の再生可能エネルギーに転換し、二酸化炭素(CO2)排出量の実質ゼロを達成した。20日、同社で施設のお披露目会があった。
同社は事業活動で再生エネルギー100%を目指す事業者を福江商工会議所が認定する「五島版RE100」を昨年宣言。RE100は事業の使用電力を100%再生エネルギーで賄うことを目指す国際的な枠組み。認定事業者は5年以内の排出量ゼロ実現に向け、取り組みを進めている。
同社はガスボイラーを電気ボイラーに、配送用社用車を電気自動車に切り替え、高圧受電設備を新たに整備した。電力は市の再エネ推進事業と連携する同商議所主体の小売電気事業者「五島市民電力」から調達。福江島沖の浮体式洋上風力発電「はえんかぜ」や太陽光発電などで発電しており、全体で年間5トンのCO2削減につながる。
お披露目会には出口太市長、同会議所の清瀧誠司会頭が出席。門田代表取締役は「島の思いと自然を生かした再生可能エネルギーで、物語のある未来型ジンづくりを目指す」と抱負。出口市長は「地域企業の脱炭素への取り組みは市の誇りであり、全国へのメッセージになる」と述べた。
同社は2022年12月の開業以来、ツバキの種を使用したクラフトジン「GOTOGIN(ゴトジン)」を製造販売。昨年夏には蒸留エリアを拡張し、月間製造本数を3千本体制から5千本体制にして、海外展開を目指している。
同社は事業活動で再生エネルギー100%を目指す事業者を福江商工会議所が認定する「五島版RE100」を昨年宣言。RE100は事業の使用電力を100%再生エネルギーで賄うことを目指す国際的な枠組み。認定事業者は5年以内の排出量ゼロ実現に向け、取り組みを進めている。
同社はガスボイラーを電気ボイラーに、配送用社用車を電気自動車に切り替え、高圧受電設備を新たに整備した。電力は市の再エネ推進事業と連携する同商議所主体の小売電気事業者「五島市民電力」から調達。福江島沖の浮体式洋上風力発電「はえんかぜ」や太陽光発電などで発電しており、全体で年間5トンのCO2削減につながる。
お披露目会には出口太市長、同会議所の清瀧誠司会頭が出席。門田代表取締役は「島の思いと自然を生かした再生可能エネルギーで、物語のある未来型ジンづくりを目指す」と抱負。出口市長は「地域企業の脱炭素への取り組みは市の誇りであり、全国へのメッセージになる」と述べた。
同社は2022年12月の開業以来、ツバキの種を使用したクラフトジン「GOTOGIN(ゴトジン)」を製造販売。昨年夏には蒸留エリアを拡張し、月間製造本数を3千本体制から5千本体制にして、海外展開を目指している。