2024年度の西九州新幹線利用 1日平均7100人、2%増 JR九州

長崎新聞 2025/04/27 [11:00] 公開

JR九州は25日、2024年度の新幹線の利用状況を発表し、西九州新幹線の1日平均は前年度比2%増の約7100人だった。九州新幹線の博多-熊本は同4%増の約2万8400人、熊本-鹿児島中央は同3%増の1万3600人だった。
 25日の古宮洋二社長の定例記者会見後、同社が説明した。西九州新幹線について、定期券も含め日常的な利用が浸透してきており、大型複合施設の長崎スタジアムシティ(長崎市幸町)開業などで週末利用も増え、引き続き好調に推移しているとした。
 九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)を巡る佐賀、長崎両県知事との意見交換について、古宮社長は会見で、スケジュール調整がまだできていないとした上で「そういう協議は早めにやっていきたいとは思っている」と述べた。
 JR九州は同日、団体向けの貸し切り列車サービス「トレチャッタ!」を5、6月に初めて西九州新幹線で実施すると発表。佐賀を出発し武雄温泉で西九州新幹線に乗り換え、大村車両基地を訪れるプランで、佐賀県内の幼稚園など七つの園が参加する。