西武が西口文也ファーム監督(51)に1軍監督就任を要請する方針であることが23日、球団関係者への取材で分かった。歴史的な低迷となったシーズンからの再建を、西武一筋で通算182勝の元エースに託すことになった。
今季は開幕から低迷。5月下旬に松井稼頭央監督が休養し、渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)が監督代行を兼ねて指揮を執ったが、西鉄時代の1971年に記録したシーズン84敗の球団ワースト記録を更新し、3年ぶりの最下位が確定していた。
西口2軍監督は和歌山商高から立正大を経て95年にドラフト3位で入団。2015年に現役引退した後に投手コーチを務め、22年からファーム監督だった。