日本酒「よこやま」2位! 長崎・壱岐の重家酒造 酒-1グランプリ2025、2年連続で高評価

長崎新聞 2025/04/19 [11:20] 公開

連続入賞を果たした「よこやま」を持つ横山社長=壱岐市、重家酒造の横山蔵

連続入賞を果たした「よこやま」を持つ横山社長=壱岐市、重家酒造の横山蔵

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「お酒の神様」として知られる京都市の松尾大社で開かれた「第8回酒-1グランプリ2025」で、長崎県壱岐市石田町の重家酒造の日本酒「よこやま」が2位に当たる準グランプリを受賞した。昨年は九州の酒蔵として初のグランプリに輝いており、2年連続で高い評価を受けた。
 酒-1は日本酒の普及に寄与しようと2014年から開いている。第8回は13日に開き、全国42の酒蔵が参加。千人以上の日本酒ファンが試飲し、最も好きな蔵に投票をした結果、グランプリは京都府の神蔵松井酒造が獲得した。
 重家酒造は1924年創業。2018年、日本酒造り専用蔵「横山蔵」を建てて28年ぶりに日本酒造りを再開した。壱岐で栽培した「山田錦」を原料に、水と技術にこだわり「よこやま」を製造している。今後は日本酒に適した壱岐産米「吟のさと」を使った酒造りにも力を入れるという。
 杜氏(とうじ)の横山太三社長は「連覇を目指していたので悔しさはある」としながらも「賞をいただくことで蔵人のモチベーションも上がり、良いお酒造りにつながっている。直接お客さまの声が聞ける大会でもあり、来年のグランプリ返り咲きを目指したい」と意気込んだ。