長崎県雲仙市南串山町の巻き網漁業会社「天洋丸」が橘湾で養殖したサーモン「橘湾夕焼けサーモン」の試食会が12日、同町であった。県内外の流通・小売業や観光、飲食の関係者約60人が、県内では珍しい海上養殖のサーモンを味わった。
同社は橘湾内で煮干し加工用のカタクチイワシなどを取るほか、煮干しに向かないイワシを餌に混ぜてサバの養殖などをしている。2年前、サバが赤潮被害に遭ったことをきっかけに、昨年からサーモンの養殖を始めた。養殖時期が冬から春にかけての低水温期で、夏場の赤潮の時期を避けられるためだ。
刺し身は橘湾に沈む夕焼けのようなオレンジ色で、地元観光にも役立てたいと「橘湾夕焼けサーモン」と命名。雲仙ブランドにも認定され、ふるさと納税返礼品にもなっている。昨年に続き約600グラムの中間魚を約3千匹養殖し、1・5キロ以上に育てて4月ごろから出荷予定。鮮魚の価格は1キロ2530円を見込む。
この日、参加者は岸壁から約300メートル離れた養殖場を見学。漁船で岸に戻り、刺し身や串カツ、だしで作った「かす汁」など4品を味わった。調理した「雲仙福田屋」の草野玲総料理長は「甘く、臭みがなくておいしい。脂が乗っているがくどくない。あっさりと食べられる」と話した。
天洋丸の竹下千代太社長は「刺し身を地元で味わうなど、観光資源の一つとして多くの人に知ってほしい」と語った。
同社は橘湾内で煮干し加工用のカタクチイワシなどを取るほか、煮干しに向かないイワシを餌に混ぜてサバの養殖などをしている。2年前、サバが赤潮被害に遭ったことをきっかけに、昨年からサーモンの養殖を始めた。養殖時期が冬から春にかけての低水温期で、夏場の赤潮の時期を避けられるためだ。
刺し身は橘湾に沈む夕焼けのようなオレンジ色で、地元観光にも役立てたいと「橘湾夕焼けサーモン」と命名。雲仙ブランドにも認定され、ふるさと納税返礼品にもなっている。昨年に続き約600グラムの中間魚を約3千匹養殖し、1・5キロ以上に育てて4月ごろから出荷予定。鮮魚の価格は1キロ2530円を見込む。
この日、参加者は岸壁から約300メートル離れた養殖場を見学。漁船で岸に戻り、刺し身や串カツ、だしで作った「かす汁」など4品を味わった。調理した「雲仙福田屋」の草野玲総料理長は「甘く、臭みがなくておいしい。脂が乗っているがくどくない。あっさりと食べられる」と話した。
天洋丸の竹下千代太社長は「刺し身を地元で味わうなど、観光資源の一つとして多くの人に知ってほしい」と語った。