【ウィーン共同】ルーマニアの選挙管理当局は9日、5月に実施される大統領選に絡み、親ロシア派で極右のジョルジェスク氏の立候補届け出を拒否する決定を下したと発表した。理由は明らかにしていない。地元メディアなどが伝えた。
ジョルジェスク氏は今月7日に立候補を届け出ていた。この決定に反発した支持者の一部が9日、警察と衝突した。
昨年11月の大統領選第1回投票で、泡沫候補と目されていたジョルジェスク氏は動画投稿アプリTikTok(ティックトック)を活用した運動を展開。予想外の首位となり、ロシアによる介入の疑いなどが浮上していた。
憲法裁判所は大統領選の無効を宣言し、やり直しを命令した。