長崎県大村市弥勒寺町の住民でつくる「弥勒寺町折鶴会」が今年、20年におよぶ活動を終了し解散する。同会は毎年、地元の市立福重小(田下勉校長、426人)の新1年生に交通安全の思いを込めた折り紙作品を寄贈してきた。メンバーが4日、同校を訪ね最後の作品をプレゼントした。
同会は2005年から活動を開始。江口静子さん(84)が指導し、約20人の町民と折り紙細工やペーパークラフト作品などを作ったり展示したりしてきた。だが、新型コロナウイルス禍を機に活動が減少。近年の物価高などを受け、発足20年の節目に会を閉じることになった。
毎年、同校の新入生一人一人に趣向を凝らした折り紙作品を作ってきた。今年は「てをあげて くるまにおしらせ ぼくはここ」と交通安全の標語を書いた紙をぶら下げた作品のほか、小物入れをメンバー6人が約110個ずつ製作。力を合わせ2週間ほどで完成したという。
さらに今年は同校の新校舎完成を記念し、くす玉も特別に作成した。福重地区では20年7月の大雨災害で浸水などの被害を経験し、新校舎は避難場所としても利用できるよう設計された。地域住民からも注目されている。くす玉は約3週間で作り上げたという。
田下校長に作品を手渡したメンバー。江口さんは「交通事故に遭わないように気を付けてほしいという思いで毎年作った。活動は和気あいあいと楽しかった」としみじみ語った。
同会は2005年から活動を開始。江口静子さん(84)が指導し、約20人の町民と折り紙細工やペーパークラフト作品などを作ったり展示したりしてきた。だが、新型コロナウイルス禍を機に活動が減少。近年の物価高などを受け、発足20年の節目に会を閉じることになった。
毎年、同校の新入生一人一人に趣向を凝らした折り紙作品を作ってきた。今年は「てをあげて くるまにおしらせ ぼくはここ」と交通安全の標語を書いた紙をぶら下げた作品のほか、小物入れをメンバー6人が約110個ずつ製作。力を合わせ2週間ほどで完成したという。
さらに今年は同校の新校舎完成を記念し、くす玉も特別に作成した。福重地区では20年7月の大雨災害で浸水などの被害を経験し、新校舎は避難場所としても利用できるよう設計された。地域住民からも注目されている。くす玉は約3週間で作り上げたという。
田下校長に作品を手渡したメンバー。江口さんは「交通事故に遭わないように気を付けてほしいという思いで毎年作った。活動は和気あいあいと楽しかった」としみじみ語った。