センバツ出場・壱岐の応援で全国1位! 壱岐市のふるさと納税、部員の旅費など調達 長崎

長崎新聞 2025/03/28 [11:30] 公開

大賞を受賞した久間係長=壱岐市役所

大賞を受賞した久間係長=壱岐市役所

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長崎県立壱岐高野球部の第97回選抜高校野球大会出場に合わせ、壱岐市が実施したガバメントクラウドファンディング(GCF)が、地域の課題解決・活性化の優良事例を表彰するイベント「ふるさとチョイスAWARD2024」で全国1位の大賞を受賞した。4部門のうち、担当職員の取り組みを表彰する「チョイス自治体職員部門」。事業者主体の取り組みが対象の「チョイス事業者部門」は東彼波佐見町が大賞に輝いた。

 同イベントはふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンク(東京)主催。全国各地のふるさと納税を活用した取り組みから各部門で優良事例を表彰。計76自治体・98事例の応募があった。19日に東京で各部門の優秀3事例のプレゼンテーションと審査、表彰式が行われた。

 GCFは自治体が寄付を募るクラウドファンディング型のふるさと納税。壱岐市は壱岐高の21世紀枠での出場が決まった後、「国境の小さな島県立壱岐高野球部甲子園応援プロジェクト!」と題し、部員の旅費調達などを目的に実施した。担当した市商工振興課の久間友浩係長(44)が表彰状を受け取った。

 波佐見町は、ふるさと納税業務のスチームシップ(同町)と連携し、寄付者に町から招待状を送る取り組みなどが評価された。同社の永田亜理沙さん(32)が表彰式で登壇した。