大阪・関西万博に出展を予定しているネパール館は、建設業者に費用が支払われず工事が中断していることが23日、関係者への取材で分かった。万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)によると、ネパール側は引き続き出展の意向を示している。
ネパールのパビリオンは自前建設型の「タイプA」。建物は建設されたものの、23日も敷地内に資材が置かれたままで、作業をしている様子はうかがえなかった。協会によると、ネパール側は「国内外の関係者と調整し、会期中に工事を進め出展したい」としている。
ほかに工事が遅れているのはインド、ベトナム、ブルネイで、4月中の開館を目指し手続きが進められている。