患部の組織を採取する生体検査用の特殊な注射器「生検針」の国内有数メーカー、タスク(栃木県栃木市)は17日、長崎市幸町の長崎スタジアムシティのオフィス棟に研究開発拠点を置くと発表した。10月に長崎支社(仮称)として開設し、5年間で正社員12人を雇用する予定。医療・医薬分野で知見がある長崎大などとの共同研究も視野に入れている。
同社によると、国内で乳がんや大腸がん、前立腺がんの生検針の多くを扱うほか、ヒアルロン酸注入など美容整形に使う針を欧州や韓国に輸出。2024年3月期の売上高60億5千万円の約9割を海外向けが占める。1日現在の従業員数は288人。
県と県産業振興財団が誘致した。同社は、本県に研究開発に関わる高等教育機関が多く、栃木本社だけでは難しい優秀な人材の獲得や協働が期待できるとして進出を決めた。担当幹部は「長崎は高齢化率が高く、ベッド(病床)数も多い、と聞いている。市場ニーズに沿った医療機器の開発を進めたい」としている。
入居先の面積は約110平方メートル。幹部は「注目が集まる場所で、社の知名度や従業員のモチベーションが上がれば」と期待を込めた。
同財団によると、長崎スタジアムシティへの新規企業誘致は、BPO(業務受託)大手トランスコスモス(東京)に続き2例目。
同社によると、国内で乳がんや大腸がん、前立腺がんの生検針の多くを扱うほか、ヒアルロン酸注入など美容整形に使う針を欧州や韓国に輸出。2024年3月期の売上高60億5千万円の約9割を海外向けが占める。1日現在の従業員数は288人。
県と県産業振興財団が誘致した。同社は、本県に研究開発に関わる高等教育機関が多く、栃木本社だけでは難しい優秀な人材の獲得や協働が期待できるとして進出を決めた。担当幹部は「長崎は高齢化率が高く、ベッド(病床)数も多い、と聞いている。市場ニーズに沿った医療機器の開発を進めたい」としている。
入居先の面積は約110平方メートル。幹部は「注目が集まる場所で、社の知名度や従業員のモチベーションが上がれば」と期待を込めた。
同財団によると、長崎スタジアムシティへの新規企業誘致は、BPO(業務受託)大手トランスコスモス(東京)に続き2例目。