フランス総選挙、左派が逆転勝利 極右失速で第3勢力、政治混乱も

2024/07/08 [11:45] 公開

フランス下院総選挙決選投票の結果を受けて喜ぶ左派連合の支持者たち=7日、パリ(ロイター=共同)

フランス下院総選挙決選投票の結果を受けて喜ぶ左派連合の支持者たち=7日、パリ(ロイター=共同)

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 【パリ共同】フランス国民議会(下院、577議席)総選挙の決選投票は7日即日開票され、フィガロ紙が伝えた暫定最終結果によると左派連合が勝利し、第1勢力となった。マクロン大統領の中道与党連合は議席を大幅に減らし2位。反移民、反EUの極右政党、国民連合は事前予測で第1勢力となる勢いだったが失速、第3勢力にとどまった。与党連合と左派連合による候補者一本化の「極右包囲網」が奏功し、逆転した。

 どの勢力も過半数の289議席に届かず法案を可決できない「統治不能」状態に陥る恐れが高く、今月下旬開幕のパリ五輪を前に政治が混乱しそうだ。経済や外交、EUとの関係にも影響が出る可能性がある。

 投票率は約66%で、決選投票では約71%だった1997年以降で最高となった。

 与党連合のアタル首相は7日、辞表を8日朝にマクロン氏に提出すると明らかにした。連立交渉が本格化するが、難航するとみられる。

 仏メディアによると大統領府は、マクロン氏が「新たな国民議会が構成されるのを待って必要な決定を下す」とのコメントを出した。