JA島原雲仙(島原市、苑田康治組合長)と北海道のJAしれとこ斜里(斜里町、平田隆雄組合長)は、農繁期ごとに外国人労働者を“リレー”し、労働力不足の解決につなげる連携協定を結んだ。
両JAなどによると、「島原雲仙」は県内最大のニンジン産地で、県内収穫量の半分ほどの約1万6千トンを生産。「しれとこ斜里」も道内有数の産地で約1万トンを出荷している。いずれも、少子高齢化や過疎化に伴う担い手不足に悩んでいる。
島原雲仙は2019年12月以降、農業人材派遣会社「エヌ」(平戸市)から特定技能の在留資格を持つ外国人を受け入れている。昨年から今年にかけては最多の45人が島原半島各地でニンジンなどの収穫や選果に携わってきた。
昨年夏、島原雲仙の幹部が知床などを視察した際、しれとこ斜里の関係者との間で労働力不足が話題になり、同年冬、しれとこ斜里側が協定締結を提案した。
締結式は9日、JA島原雲仙本店であり、両組合長が協定書に署名した。「エヌ」が外国人労働者と契約を結び、それぞれの農繁期ごとに現地へ派遣する。北海道への移動費や住居などはしれとこ斜里側が負担。帰りの旅費などは島原雲仙側が持つという。
取材に対し、JAしれとこ斜里の担当者は「両JAで受け入れノウハウを蓄積し、外国人に選ばれる地域になるよう交流していきたい」、島原雲仙の担当者は「人手不足の同じ課題を持つJA同士、助け合いたい」と話した。
島原雲仙では11月から6月末までが収穫期。知床は7月から10月末までが繁忙期となる。島原で農作業に従事したカンボジア人22人が16日以降、北海道へ出発するという。
両JAなどによると、「島原雲仙」は県内最大のニンジン産地で、県内収穫量の半分ほどの約1万6千トンを生産。「しれとこ斜里」も道内有数の産地で約1万トンを出荷している。いずれも、少子高齢化や過疎化に伴う担い手不足に悩んでいる。
島原雲仙は2019年12月以降、農業人材派遣会社「エヌ」(平戸市)から特定技能の在留資格を持つ外国人を受け入れている。昨年から今年にかけては最多の45人が島原半島各地でニンジンなどの収穫や選果に携わってきた。
昨年夏、島原雲仙の幹部が知床などを視察した際、しれとこ斜里の関係者との間で労働力不足が話題になり、同年冬、しれとこ斜里側が協定締結を提案した。
締結式は9日、JA島原雲仙本店であり、両組合長が協定書に署名した。「エヌ」が外国人労働者と契約を結び、それぞれの農繁期ごとに現地へ派遣する。北海道への移動費や住居などはしれとこ斜里側が負担。帰りの旅費などは島原雲仙側が持つという。
取材に対し、JAしれとこ斜里の担当者は「両JAで受け入れノウハウを蓄積し、外国人に選ばれる地域になるよう交流していきたい」、島原雲仙の担当者は「人手不足の同じ課題を持つJA同士、助け合いたい」と話した。
島原雲仙では11月から6月末までが収穫期。知床は7月から10月末までが繁忙期となる。島原で農作業に従事したカンボジア人22人が16日以降、北海道へ出発するという。