西九州道全線の早期完成へ決議 長崎・平戸で促進大会

2025/02/06 [09:54] 公開

早期完成へ向けて気勢を上げる出席者=平戸市岩の上町、平戸文化センター

早期完成へ向けて気勢を上げる出席者=平戸市岩の上町、平戸文化センター

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西九州自動車道の建設促進大会が1日、長崎県平戸市内であった。長崎県選出の国会議員や地元首長、住民ら約900人が出席し、全線早期完成などを決議した。
 西九州道は長崎、佐賀、福岡各県にまたがる全長約140キロの高規格幹線道路で、現在約7割の92キロを供用。未開通の松浦佐々道路(19・1キロ)は松浦インターチェンジ(IC)-平戸ICの7・5キロが2025年度中に開通する見通し。佐世保道路(16・9キロ)は佐々IC-佐世保中央ICの9・9キロが3月23日に4車線化する。
 主催者を代表し、黒田成彦平戸市長が「大会には未開通路線の早期完成を願う気持ちを結集して国に届ける意義がある。完成した路線やIC付近には新たな民間資本の投資が期待できる」などとあいさつ。
 国土交通省九州地方整備局の職員と西日本高速道路九州支社の担当者が、工事の進捗(しんちょく)状況について、現場の写真などをスクリーンに示し説明した。
 住民を代表し、同市の自営業、髙野有美さん(38)が「西九州道がつながることで子どもたちが地元から通学でき、学びの選択肢が広がる」と述べた。
 松浦佐々道路などの早期完成や佐世保中央IC-佐世保大塔IC間の4車線化整備促進などを決議した。