ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表団の最も若いメンバーとして、ノルウェーでの授賞式に出席した林田光弘さん(32)が27日、長崎市内で報告会を開いた。来年の被爆80年を「被爆者のメッセージが世界に届きやすくなり、英語などで海外への発信が特に必要な時期」と位置付け、証言活動をサポートしていく意気込みを語った。
林田さんは、被団協と連携して世界に核兵器禁止条約批准を求めた「ヒバクシャ国際署名」の元キャンペーンリーダー。現在、長崎を拠点に平和学習を提供する事業に取り組んでいる。
授賞式では、近くに座る被爆者が体を震わせて泣いたり、仲間への思いを口にしたりしていたという。自身も共に活動した被爆者のことを思い出し「被爆者の運動を『世界は見てくれていた』と感極まった」と振り返った。
海外メディアの取材も受け、注目度の高さを感じたと報告。「今までと違うことを言うのでなく、これまで伝えても伝わらなかったことを、改めて伝えていく時期。事実を知ることは核兵器を『使う』『持つ』ことへの抑止力になる」と話した。
林田さんは、被団協と連携して世界に核兵器禁止条約批准を求めた「ヒバクシャ国際署名」の元キャンペーンリーダー。現在、長崎を拠点に平和学習を提供する事業に取り組んでいる。
授賞式では、近くに座る被爆者が体を震わせて泣いたり、仲間への思いを口にしたりしていたという。自身も共に活動した被爆者のことを思い出し「被爆者の運動を『世界は見てくれていた』と感極まった」と振り返った。
海外メディアの取材も受け、注目度の高さを感じたと報告。「今までと違うことを言うのでなく、これまで伝えても伝わらなかったことを、改めて伝えていく時期。事実を知ることは核兵器を『使う』『持つ』ことへの抑止力になる」と話した。