熊本県は11日、主に食用の馬を育てる県内の3農場で、馬インフルエンザの発生を確認したと明らかにした。国内での発生は2008年以来17年ぶり。人やほかの動物には感染しない。殺処分は不要で、馬は治療することができる。県は馬肉生産への影響は少ないとしている。
県畜産課によると、馬が感染すると発熱やせきなどの症状が出る。農場が4月上旬、馬に呼吸器症状などがあるとして、県に検査を依頼。県は8日に馬インフルと判定した。感染頭数は公表していない。
県は感染が疑われる馬が出た場合は隔離することや、ワクチン接種を呼びかけている。