創成館高生がノベルティをデザイン ヒルトン長崎が採用 長崎らしい要素たくさん

2024/09/29 [12:42] 公開

自身が手がけたデザイン入りのトートバッグを手にする吉岡さん(中央)。左は鈴木総支配人、右は奥田校長=長崎市、ヒルトン長崎

自身が手がけたデザイン入りのトートバッグを手にする吉岡さん(中央)。左は鈴木総支配人、右は奥田校長=長崎市、ヒルトン長崎

  • 自身が手がけたデザイン入りのトートバッグを手にする吉岡さん(中央)。左は鈴木総支配人、右は奥田校長=長崎市、ヒルトン長崎
  • ヒルトン長崎のノベルティなどに使用される吉岡さんのデザイン(ヒルトン長崎提供)
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ヒルトン長崎(長崎市)は26日、11月の開業3年を機に制作するノベルティのデザインに創成館高(諫早市)デザイン科3年、吉岡朋恒さん(17)の作品を採用したと発表した。出島をイメージした扇形の中に眼鏡橋や平和祈念像、ハト、軍艦島、ツツジを配し、背景の三角形はステンドグラスから着想を得たという。
 ヒルトン側が産学連携プロジェクトとして同校に協力を要請し、デザインコンペを実施。高校生ならではの視点を生かしたブランディング活動でホテルを身近に感じてほしいとの思いを込めた。ノベルティの第1弾としてトートバッグを制作。国内外の取引先に配り、長崎をPRするという。
 会見に出た吉岡さんは「長崎らしい要素を盛り込むのが大変だった。この場に来て、選ばれた実感が湧いた」と笑顔を見せた。
 ヒルトン長崎の鈴木英夫総支配人は「若者ならではの新鮮な感性とホテルが大事にする長崎の魅力が見事に融合している」、同校の奥田修史校長も「洗練された中にも高校生らしい爽やかさがある」とたたえた。