第104回全国高校ラグビー大会第2日は28日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で1回戦残り10試合が行われ、長崎県代表の長崎北陽台は城東(徳島)に56-19で快勝して2回戦に進んだ。これで長崎県代表は16大会連続の初戦突破で、花園通算70勝(13位)に到達。光泉カトリック(滋賀)、尾道(広島)なども2回戦に進み、近大和歌山は6度目の花園挑戦で初勝利を挙げた。
長崎北陽台は前半9分、ラインアウトモールを押し込んで先制トライ(ゴール)を奪うと、その後もSH牟田、WTB香月、ナンバー8尾﨑らがトライを決めて、29-0で前半を折り返した。後半は選手交代枠をすべて使って試合を進め、3トライ(2ゴール)を許したが、CTB中田、WTB白丸らで5トライ(1ゴール)を追加した。
第3日は30日、同ラグビー場で2回戦16試合を実施。長崎北陽台は第1グラウンドの第4試合(13時15分)で優勝候補のAシード大阪桐蔭(大阪第1)と対戦する。
◎「前に出る力」で10トライ
試合後、ほとんどの選手が「緊張した」と口をそろえた第1グラウンドでの初戦。その言葉通りに前半は動きが硬かったが、培ってきた「前に出る力」は揺るがなかった。長崎北陽台が城東(徳島)から10トライを奪い、56-19で快勝。品川監督は「空回りしていた部分もあったけれど、何とか修正して得点につなげた」と穏やかな表情で試合を振り返った。
序盤はパス、キック、連係などで簡単なミスが相次ぎ、自陣での攻防が続いた。流れを変えたのは前半8分、フッカー園田のビッグゲイン。一気に敵陣に入って先制トライのきっかけをつくると、チームは前半だけで5トライを積み重ねた。
FWのモール攻撃、新垣と中田のCTB二枚看板の推進力もチームを勢いづけた。この日、FWはラインアウトからのモールで3トライを奪取。主将のロック下田は「県大会決勝で取れなかったから、正直うれしい。FWで取り切れた」と胸を張り、城東の伊達監督を「北陽のモールは分かっていたが、その強みを消せなかった」と脱帽させる力強さを見せつけた。
これで予定通りに2回戦に進んだ。次の相手は今季、練習試合を含めて無敗の王者、Aシードの大阪桐蔭(大阪第1)。長崎北陽台にとってはここからが本番であり、最大の挑戦となる。「ポイントはやっぱり接点。一歩でも引いたら負けるとずっと言ってきた。そこをどれだけチャレンジできるかの勝負」(品川監督)。逆に引かずに戦い抜ければ、花園を沸かせる金星が見えてくる。
長崎北陽台は前半9分、ラインアウトモールを押し込んで先制トライ(ゴール)を奪うと、その後もSH牟田、WTB香月、ナンバー8尾﨑らがトライを決めて、29-0で前半を折り返した。後半は選手交代枠をすべて使って試合を進め、3トライ(2ゴール)を許したが、CTB中田、WTB白丸らで5トライ(1ゴール)を追加した。
第3日は30日、同ラグビー場で2回戦16試合を実施。長崎北陽台は第1グラウンドの第4試合(13時15分)で優勝候補のAシード大阪桐蔭(大阪第1)と対戦する。
◎「前に出る力」で10トライ
試合後、ほとんどの選手が「緊張した」と口をそろえた第1グラウンドでの初戦。その言葉通りに前半は動きが硬かったが、培ってきた「前に出る力」は揺るがなかった。長崎北陽台が城東(徳島)から10トライを奪い、56-19で快勝。品川監督は「空回りしていた部分もあったけれど、何とか修正して得点につなげた」と穏やかな表情で試合を振り返った。
序盤はパス、キック、連係などで簡単なミスが相次ぎ、自陣での攻防が続いた。流れを変えたのは前半8分、フッカー園田のビッグゲイン。一気に敵陣に入って先制トライのきっかけをつくると、チームは前半だけで5トライを積み重ねた。
FWのモール攻撃、新垣と中田のCTB二枚看板の推進力もチームを勢いづけた。この日、FWはラインアウトからのモールで3トライを奪取。主将のロック下田は「県大会決勝で取れなかったから、正直うれしい。FWで取り切れた」と胸を張り、城東の伊達監督を「北陽のモールは分かっていたが、その強みを消せなかった」と脱帽させる力強さを見せつけた。
これで予定通りに2回戦に進んだ。次の相手は今季、練習試合を含めて無敗の王者、Aシードの大阪桐蔭(大阪第1)。長崎北陽台にとってはここからが本番であり、最大の挑戦となる。「ポイントはやっぱり接点。一歩でも引いたら負けるとずっと言ってきた。そこをどれだけチャレンジできるかの勝負」(品川監督)。逆に引かずに戦い抜ければ、花園を沸かせる金星が見えてくる。