「新たな告発提出」長崎県・大石知事の元監査人 政治資金収支報告書問題

2024/08/01 [12:12] 公開

大石賢吾知事の政治資金収支報告書問題に関連し、大石氏の後援会の外部監査人を務めた男性が7月31日、2022年知事選を巡る同報告書への虚偽記入など政治資金規正法違反の疑いがあるとして、大石氏ら5人を刑事告発する書類を長崎地検に提出したと発表した。
 発表資料によると、22年の同報告書で後援会が知事選で活動した政治団体に計910万円を寄付したとする記載は架空で虚偽記入などと主張。後援会が供託金として大石氏に支払った300万円も未記載だとした。このほか、男性らへの名誉毀損(きそん)の疑いで大石氏を告訴したとしている。
 男性は7月10日、大石氏ら2人が自身の後援会費用をだまし取った疑いがあるとして、2人を刑事告発する書類を同地検に提出したと発表していた。
 大石氏は「詳細を承知していないのでコメントは差し控える。告訴・告発が捜査当局に受理された場合は真摯(しんし)に捜査に協力する」とコメントを出した。