昭和堂創業者 永江正國さん死去 96歳 長崎の印刷業界をけん引

長崎新聞 2024/09/24 [10:12] 公開

永江正國さん

永江正國さん

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昭和堂創業者の永江正國(ながえ・まさくに)さんが21日午前3時1分、老衰のため長崎県諫早市の施設で死去した。96歳。諫早市出身。諫早市長野町1007の2。通夜は24日午後7時、昭和堂・永江家合同葬は25日午前11時から諫早市栗面町120の1、諫早法倫会館で。葬儀委員長は同社専務取締役の永江圭爾さん。喪主は同社代表取締役社長の長男正澄(まさずみ)さん。
 1951年、同社の前身である印刷会社「諫早美術謄写堂」を創業。昭和堂では代表取締役社長、代表取締役会長を歴任し、相談役に就任。社長時代には最新機械の導入などで印刷技術の向上を図り、県内の業界をけん引した。社会貢献として長崎刑務所の矯正強化事業にも協力し、受刑者に技術指導。「諫早くじら食文化を守る会」の会長を務めるなど地域の文化・スポーツ活動でも功績があった。