放置自転車4万台を不正撤去 大阪市、所有者に賠償へ

共同通信 2025/02/25 [17:44] 公開

大阪市役所

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 大阪市は25日、規則で定めた期限が来ていないのに、担当職員が放置自転車約4万台を不正に撤去していたと発表した。放置禁止区域外では、7日間以上放置されていた場合に撤去できるとしているが、即日撤去していたケースもあった。該当する自転車の所有者が申し出れば、1台当たり2千円の賠償金を支払う。

 主導した職員の1人は市の聞き取りに「規則を知った上で即日撤去していた。早く撤去してほしいという市民の要望をかなえるためだった」と話しているという。

 市は昨年、建設局の職員が2千台以上を不適切に撤去していたと公表。2010年4月~24年2月に撤去した分を調査した結果、約4万台が不正に撤去されていた。