【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイスのローザンヌで理事会を開き、2028年ロサンゼルス五輪の出場枠を女子50・5%、男子49・5%とすることを決め、史上初めて女子が男子を上回った。IOCは昨夏のパリ五輪で出場枠の男女同数を実現。6月にカースティ・コベントリー理事(ジンバブエ)が初の女性会長として就任予定で、女子の参加を推進する姿勢をさらに鮮明にした。
サッカーはチーム数を女子16、男子12とした。パリ五輪は女子12、男子16で、初めて女子が男子よりも多くなった。水球は女子を2チーム増やし、男女とも12チームで争う。ボクシングは女子の階級を一つ増やし、男女同数の各7階級に設定した。
ゴルフ、卓球、体操で男女の混合団体を採用することも決定。競泳は50メートルの背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライを導入する。卓球は男女の団体がなくなり、男女のダブルスが復活した。スポーツクライミングは複合として行っていたボルダーとリードを分けて実施する。