女子の出場枠、男子上回る 28年ロス五輪、史上初

共同通信 2025/04/10 [07:16] 公開

バッハ会長(左から2人目)や6月に初の女性会長として就任予定のカースティ・コベントリー理事(左端)らが参加したIOCの理事会=9日、スイス・ローザンヌ(IOC提供・共同)

バッハ会長(左から2人目)や6月に初の女性会長として就任予定のカースティ・コベントリー理事(左端)らが参加したIOCの理事会=9日、スイス・ローザンヌ(IOC提供・共同)

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 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイスのローザンヌで理事会を開き、2028年ロサンゼルス五輪の出場枠を女子50・5%、男子49・5%とすることを決め、史上初めて女子が男子を上回った。IOCは昨夏のパリ五輪で出場枠の男女同数を実現。6月にカースティ・コベントリー理事(ジンバブエ)が初の女性会長として就任予定で、女子の参加を推進する姿勢をさらに鮮明にした。

 サッカーはチーム数を女子16、男子12とした。パリ五輪は女子12、男子16で、初めて女子が男子よりも多くなった。水球は女子を2チーム増やし、男女とも12チームで争う。ボクシングは女子の階級を一つ増やし、男女同数の各7階級に設定した。

 ゴルフ、卓球、体操で男女の混合団体を採用することも決定。競泳は50メートルの背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライを導入する。卓球は男女の団体がなくなり、男女のダブルスが復活した。スポーツクライミングは複合として行っていたボルダーとリードを分けて実施する。