長崎市南部の「カオス」を表現 観光映像「いとをかし。」公開 「行きたいと思うきっかけに」

長崎新聞 2024/12/23 [11:55] 公開

ムービー「いとをかし。」の撮影風景=長崎市平山町、LOUNGE RAINBOW(実行委提供)

ムービー「いとをかし。」の撮影風景=長崎市平山町、LOUNGE RAINBOW(実行委提供)

  • ムービー「いとをかし。」の撮影風景=長崎市平山町、LOUNGE RAINBOW(実行委提供)
  • 鈴木市長(中央)を表敬訪問した野上監督(左から2人目)、林田さん(右から2人目)、塩田さん(同4人目)と実行委メンバーら=長崎市役所
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さまざまな個性が入り交じった長崎市南部地区の「カオスな魅力」をストーリー仕立てで表現したブランデッドムービー「いとをかし。」が完成し、インターネット上で公開されている。
 ムービーの制作は南部の魅力を発信するプロジェクト「めちゃ南部」の実行委員会(今井大輔会長)が発案した。「従来の観光映像の概念を覆したい」と、南部地区を表す言葉としてアピールしている「カオス」をテーマに、同市鶴見台出身の映像作家、野上鉄晃さん(42)に脚本と監督を依頼。今夏に南部地区を舞台に撮影した。
 キャストは伊王島地区地域おこし協力隊の林田慎一さん(42)と同市出身の俳優、塩田みうさん(25)、九州を拠点に活動する俳優、緒方亜希さん(29)。林田さん演じる慎太郎が、塩田さん演じる南海と緒方さん演じる真南月に二股をかけて2人に復讐(ふくしゅう)される。夢か?現実か?-という内容の10分のサスペンスラブコメ。
 それぞれの出会いの回想シーンでは、ベネックス恐竜博物館(野母町)や伊王島灯台(伊王島町1丁目)など南部の名所が登場し、同実行委が「カオス飯」に認定した民宿・食事処ひふみ(平瀬町)の「かつのせちゃんぽん」を食べるシーンもある。
 同実行委のメンバーらは16日、市役所を訪れ、ムービーを鈴木史朗市長にPR。視聴した鈴木市長は「度肝を抜かれるようなインパクトがある」と感想。野上監督は「カオスだけど一つに調和したムービーになっている」、同実行委プロデューサーの安達考紀さん(44)は「南部に行きたいと思うきっかけになると思う」と見どころを話した。
 ムービーはめちゃ南部のホームページから視聴できる。