九州高校野球長崎県大会 壱岐、波佐見など8強出そろう

2024/09/30 [11:00] 公開

【3回戦、島原中央―壱岐】4回裏壱岐1死二、三塁、小西が中前に2点適時打を放つ=県営ビッグNスタジアム

【3回戦、島原中央―壱岐】4回裏壱岐1死二、三塁、小西が中前に2点適時打を放つ=県営ビッグNスタジアム

大きい写真を見る
第155回九州地区高校野球長崎県大会第6日は29日、長崎市の県営ビッグNスタジアムなどで3回戦残り4試合が行われ、壱岐、波佐見、長崎商、小浜が準々決勝へ進み、8強が出そろった。
 第7日は10月5日、ビッグNで波佐見-長崎西(10時)、海星-小浜(12時30分)の準々決勝2試合を実施する。

◎「壱岐から甲子園」へ前進
 総合力の高さを見せて島原中央に10-0で五回コールド勝ちした壱岐。打線は勝負強く、先発中上は4回1安打無失点と好投した。坂本監督は「攻守でまだ粗さがあるが、しっかりした野球ができるようになった」と手応えを口にした。
 今季のチームは2022年の県中総体、県少年軟式野球大会をそれぞれ制した勝本、郷ノ浦中のメンバーがそろって入学した世代。9月の佐世保地区新人大会で準優勝するなど、目標の「壱岐から甲子園」を実現させるために着実に力をつけている。この日も「低く強い打球」を意識して10安打を放ち、4打点を挙げた小西を軸に毎回得点を記録した。
 離島勢としては今大会唯一の8強入り。さらに勝ち進めば、21世紀枠での春の甲子園出場という可能性もある。主将の浦上は「あくまでも自分たちの力で甲子園は勝ち取る。厳しい戦いは続くが、チーム一丸で乗り越えていきたい」と頼もしかった。