「想像超えた施設できた」 長崎スタジアムシティ竣工式 ジャパネットホールディングス・髙田社長の一問一答

2024/09/07 [10:08] 公開

長崎スタジアムシティが完成し、意気込みを語る髙田社長=長崎市

長崎スタジアムシティが完成し、意気込みを語る髙田社長=長崎市

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大型複合施設、長崎スタジアムシティ(長崎市幸町)が完成し、6日に竣工(しゅんこう)式があった。事業主のジャパネットホールディングス(佐世保市)の髙田旭人社長は会見で「感無量。プロジェクトを発表した際の想像を超えた施設ができた」と充実感を漂わせた。主なやりとりは次の通り。

 -プロジェクトの意義、地域に果たす役割は。
 地域創生の象徴的なプロジェクトと言われる。もちろん長崎のためにやりたいが、同時に持続可能でないと意味がない。感動とビジネスを両立できるか。(スタジアムが)満員で歓喜できているのが理想。それを継続でき、収益を出せて成功と言える。

 -交通渋滞対策は。
 もともと長崎市では車の問題が懸念されている。(スタジアムができて)渋滞が悪化するのはできるだけ避けたい。まずは公共交通機関の皆さんとの連携。JR、バス、路面電車。一緒になって盛り上げようと協力してもらっている。車じゃない方がいいと思ってもらうようにおいしいビールをいっぱい作ろうと思っている。例えば試合終了から2時間後に駐車場を出る場合は割り引くなど、いろんなアイデアがある。

 -長崎市内の商業施設や商店街、観光施設などとの連携は。
 宿泊者向けの案内の精度を高めたい。スタジアムシティ内の問い合わせを受けるコールセンターの立ち上げを進めている。お薦めの観光施設をスタッフが自分の言葉で伝えられるようにしたい。われわれが集客し続けることで長崎のまちに波及すると思っている。

 -V・ファーレン長崎、長崎ヴェルカへの期待は。
 ヴェルカは楽しみ。いろんな要素がガチッとはまったシーズンになるだろう。V長崎は8月に勝てず苦しんでいるが、きょう諫早に行って、選手に「J1で試合をしなければいけないとか1回忘れていい」と言ってきた。勝たなければならないではなく、勝ちたい。義務ではなく意志に変われば結果がついてくる。

 -V長崎、長崎ヴェルカ以外のスポーツは。
 (全国大会の)県大会決勝が行われるような聖地のような位置付け、子どもたちの憧れの場所になったらいいという思いはある。

 -県民にメッセージを。
 まず来てみてください。長崎の方が誇りに思えたり、憧れたり、子育てに疲れた人が癒やされたり。いろんな人にとって最高の思い出ができる場所をつくりたい。