読売テレビ放送(大阪市)の松田陽三社長は4日の記者会見で、同じ日本テレビ系の札幌テレビ放送(札幌市)など3社との経営統合について「経営体力のある4社の横のつながりを強め、ネットワーク効果を高めたい」と述べ、番組の共同制作などに意欲を示した。
経営統合するのは他に、中京テレビ放送(名古屋市)と福岡放送(福岡市)。4月に持ち株会社「読売中京FSホールディングス(FYCS)」を設立し、各社は完全子会社としてその傘下に入る。
松田社長は「スケールメリットを生かし、ビジネスチャンスを拡大したい」と発言。アニメなどの海外展開への投資を進める考えを示した。