火葬証明書を長崎市が誤って交付 もみじ谷葬斎場

長崎新聞 2025/04/26 [10:35] 公開

長崎市は25日、死亡した2人の個人情報が記載された火葬証明書を、職員2人が誤って別の遺族に交付したと発表した。
 市もみじ谷葬斎場によると、16日午後、葬儀会社が提出した火葬許可書入りの封筒10通を職員1人が開封。まとめて許可書のコピーを取った後、うち2通の原本を別の氏名が書かれた封筒に戻し、もう一人の職員も確認しないまま交付した。
 18日、1人の遺族が誤交付を市に連絡して発覚。それぞれの遺族に謝罪し、正しい火葬証明書を渡した。証明書には故人の氏名、住所、火葬日などが記されていた。
 同葬斎場は今後、1通ごとに作業し、封筒と証明書の氏名が一致するよう確認を徹底する。新たに確認簿も導入し、再発防止に努めるとしている。