この冬一番の寒気…長崎県内、交通に乱れ 5日も降雪警戒を

2025/02/05 [10:30] 公開

雪が舞う中、寒そうに歩く人たち=4日午後4時22分、長崎市浜町

雪が舞う中、寒そうに歩く人たち=4日午後4時22分、長崎市浜町

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今季一番の強い寒気の影響で長崎県内は4日、各地で雪が降り、海や空の便の一部が欠航、路線バスが遅延するなど交通が乱れた。長崎地方気象台によると、降雪のピークは5日の朝から昼前にかけてと、夜の始めごろとなる見通し。雪が同じ場所で降り続けると警報級となる可能性もあるとして、警戒を呼びかけている。
 県警によると、3日午後9時から4日午後3時までに、県内各地で路面凍結によるスリップ事故など交通事故計30件を認知した。国道や県道など最大43区間で交通規制し、長崎と大分を結ぶ高速バスは終日運休。路線バスや列車は遅延が発生し、通勤や通学に影響が出た。空の便でも本土と離島を結ぶ計10便が欠航。海上はしけ、九州商船は本土と離島を結ぶ高速船など計20便を欠航した。
 同気象台によると、5日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、南部と北部の山地は20センチ、平地は10センチ、五島10センチ、壱岐5センチ。交通障害や水道管の凍結などに注意、警戒を呼びかけている。
 県教委や各市町教委によると、4日時点で一部の公立小中学校が5日の臨時休校を決定。西彼長与町教委は6日も休校を決めた。県立高計39校も5日、休校する。5日に休校判断する市町もある。