ブルーインパルス、渋滞どうする? 長崎・島原で19、20日 分散駐車、列車増結…市など対策懸命

2024/10/19 [12:00] 公開

島原城を望む県道愛野島原線で、島原復興アリーナでの見学を促す「交通情報板」=島原市下折橋町

島原城を望む県道愛野島原線で、島原復興アリーナでの見学を促す「交通情報板」=島原市下折橋町

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島原城築城400年を記念し19、20日に航空自衛隊「ブルーインパルス」の展示飛行が予定されている長崎県島原市中心部。2年前の西九州新幹線開業時の展示飛行では長崎市で大規模な渋滞が発生したことを教訓に、島原市は公共交通や臨時駐車場の利用など混雑緩和に懸命だ。
 市は両日ともに島原城から約5キロ離れた島原復興アリーナなど、6カ所に臨時駐車場を設け観客をシャトルバスで運ぶ。移動のタイミングを分散しようと、同アリーナでは現地で楽しめるイベントも計画している。
 陸路でのアクセスが限られる島原半島。国道や県道の交通情報板20カ所で15日から「島原城周辺は混雑の恐れ ブルーインパルス見学はアリーナへ」との案内を表示し、県警も県内計41カ所で交通混雑への注意を呼びかけている。島原鉄道は通常1両の列車を両日は一部増結予定。
 市しまばら観光課は「半島部という地理的な特性を踏まえ、公共交通機関の利用や車の分散駐車にご協力を」としている。市は公式ホームページで飛行の予定や、臨時駐車場の空き状況を随時発表する。