十八親和銀行がシェア83%維持 長崎県内メインバンク調査

長崎新聞 2024/09/01 [09:28] 公開

東京商工リサーチの2024年「企業のメインバンク」調査によると、長崎県内トップの十八親和銀行(長崎市)はシェア83%を維持した。続く長崎銀行(同)、たちばな信用金庫(諫早市)は微増した。
 同社の企業データベースにある県内1万4404社を集計・分析した。十八親和銀の県内シェアは83・01%。2020年の旧2行合併以降83%台を保っており、全都道府県別に比較しても突出している。次点は山陰合同銀行(松江市)の66・44%だった。
 県内2位以下は▽長崎銀3・26%▽たちばな信金3・12%▽九州ひぜん信用金庫(佐賀県武雄市)1・78%▽西日本シティ銀行(福岡市)1・69%▽佐賀銀行(佐賀市)1・19%▽福岡銀行(福岡市)0・81%▽三菱UFJ銀行0・76%▽商工中金0・56%▽日本政策金融公庫0・55%-など。
 前年比は十八親和銀が0・16ポイント減。長崎銀は0・06ポイント増、たちばな信金は0・02ポイント増となった。
 九州で比較すると▽福岡銀13・05%▽西日本シティ銀12・08%▽肥後銀行(熊本市)7・81%▽十八親和銀7・72%▽鹿児島銀行(鹿児島市)6・42%-。肥後銀が社数を増やし、3位に上がった。
 全国では三菱UFJ銀の7・99%を筆頭に三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが上位に並んだ。十八親和銀は23位に食い込んでいる。
 メインバンクの取引社数(500社以上)を前年と比較した全国増加率ランキングも発表。GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行、PayPay銀行の順でインターネット銀行が上位を占めた。一般的な銀行だけで見ると長崎銀が39位に入った。