九州高校野球が開幕 長崎・創成館は惜敗…打線、投手を援護できず

長崎新聞 2025/04/21 [09:50] 公開

【1回戦、エナジックスポーツ-創成館】2番手で登板し好投した森下=県営ビッグNスタジアム

【1回戦、エナジックスポーツ-創成館】2番手で登板し好投した森下=県営ビッグNスタジアム

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創成館は力投した投手陣を打線が援護できなかった。稙田監督は「ヒットを7本打って1点は少ない。ちぐはぐだった」と野手に奮起を促す一方で、2失点無失策の守備に「もっと点を取られるかと思っていた。よくやってくれた」と手応えも口にした。
 創成館は三回、7番島田の右前打を足掛かりに、相手の野選や失策などで2死一、二塁と好機を広げた。下川が直球を捉え、左越え二塁打で先制したが、その後の好機ではあと1本が出なかった。先発した奥田、六回1死二、三塁のピンチからマウンドに上がった森下がともに粘投しただけに、もったいなかった。
 選抜出場校相手に惜敗。県大会で背番号1を着けながら、九州大会は奥田にエースナンバーを譲った森下は「夏は『1』を着け、甲子園に導けるように頑張りたい」、下川も「九州大会の経験を生かし、絶対3連覇する」と雪辱を誓っていた。