川田(瓊浦高出身)がMVP! ハンドボール・男子U-21アジア選手権 ロス五輪へ「成長したい」

長崎新聞 2024/08/13 [12:35] 公開

優秀選手の表彰式でMVPのトロフィーを掲げる川田(左から3人目)=ヨルダン

優秀選手の表彰式でMVPのトロフィーを掲げる川田(左から3人目)=ヨルダン

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ハンドボールの第18回男子ジュニアU-21アジア選手権はこのほど、ヨルダンで行われ、日本は決勝で韓国に32-27で競り勝って2連覇を達成した。飛び級で選出され、司令塔として攻撃を組み立てたセンター川田陽暉(瓊浦高-筑波大1年)が大会MVPに選ばれた。
 13チームが出場。日本は予選ラウンド2勝1分け、メインラウンド3勝のいずれも首位で4強入りすると、準決勝でバーレーンを30-28で退け、韓国との決勝は14-14で入った後半に突き放した。川田は4ゴール。予選ラウンドの韓国戦はキャリアハイの16得点を記録してマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
 川田は昨夏のインターハイで瓊浦高を13年ぶりの準優勝に導き、地元茨城の大学に進学した期待の18歳。「MVPで名前がコールされた瞬間、最高の気分だった。13年間思い切りハンドボールをさせてくれた両親、仲間、コーチや支えてくれた人がいてくれたからこそ。4年後のロサンゼルス五輪で代表になれるように大学でも成長したい」と受賞を喜んだ。
 今大会は来夏のジュニア世界選手権(ポーランド)の予選会を兼ねており、日本は出場権を獲得した。古川吉平(長崎日大高-国士舘大3年)も大会を通じてチームに貢献した。