ひとり親家庭に食品提供 「子どもを守る」思い強く 雲仙で長崎ひまわりプロジェクト

2024/08/23 [11:22] 公開

菓子などを袋詰めする参加者=雲仙市、顕正寺

菓子などを袋詰めする参加者=雲仙市、顕正寺

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長崎県内23の女性団体でつくるボランティア団体「子どもを守る長崎ひまわりプロジェクト」(蒲池房子会長)が19、20の両日、雲仙市吾妻町の顕正寺で、ひとり親家庭に食料品や日用品を配る準備をした。プロジェクトの活動は同市で初めて。市内の保育園や認定こども園を通して対象家庭に順次提供している。
 同団体は、企業や家庭に呼びかけて食品をもらい受け、物価高騰で困窮する子育て家庭に無償提供するフードドライブ活動などに取り組む。活動は4年目で、これまでに約3千世帯に配布している。
 20日には、県地域婦人団体連絡協議会などのメンバーをはじめ、保育士や地元女性団体の会員ら計約60人が参加。カップ麺や白米、レトルト食品、菓子類、ジュースなど大量の食品を90袋に詰めた。
 袋詰めを手伝った同市南串山町の保育士(50)は「メンバーさんの『子どもを守る』という強い思いに触れて、温かい気持ちになった。きっと保護者に喜んでもらえる」と話した。
 次回は9月14日午前10時から、長崎市男女共同参画推進センター・アマランスで100人に配る予定。教育や健康などについての相談支援もある。問い合わせは浦川末子事務局長(電090・1084・6567)。