平戸・大バエ鼻灯台園地がリニューアル! ウッドデッキやガビオン柵設置、お披露目会にぎわう

2025/03/17 [11:25] 公開

新たに整備されたガビオン柵(左)とウッドデッキ(中央奥)=平戸市、大バエ鼻灯台園地

新たに整備されたガビオン柵(左)とウッドデッキ(中央奥)=平戸市、大バエ鼻灯台園地

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長崎県平戸市生月町の北端、大碆(おおばえ)(通称・大バエ)鼻(はな)灯台園地がウッドデッキやガビオン(石積み)柵を整備しリニューアル。9日、現地で「シン・オオバエトウダイお披露目会」と題したイベントがあった。
 同園地は約80メートルの断崖の上に立つ灯台周辺の広場や緑地。近年は日本財団の事業の一環として、同町でキャンプ場を運営する「ガッタライ」(佐世保市)を中心に、住民らで構成する団体「灯台からのメッセージ運営委員会」(理事長・黒田成彦平戸市長)がマルシェなどを開いている。
 リニューアルは、同運営委がイベント開催促進と崖への転落防止を目的に実施。同財団の助成や有志の協賛金などを充て1月に着工、今月上旬完成した。ウッドデッキ(面積約40平方メートル)はステージとして活用する。ガビオン柵(高さ1メートル、幅30センチ、全長約16メートル)は金属製の枠に石を積んだ構造。協賛者の名前などを刻印したプレートが取り付けてある。来園者が願い事を書いた石を積むことができる部分もある。
 お披露目会はガッタライが主催。キッチンカーの出店や住民らによる生月音頭の舞踊、大声コンテストなどがあったほか、佐世保海上保安部がガッタライに対し、灯台の周知啓発などを行う航路標識協力団体指定証を交付した。
 佐世保市の会社員、篠原輝一さん(31)は「初めて訪れたが海を見渡す眺めが素晴らしい。ここでいろんな催しがあれば、また来たい」と話した。