第78回国民スポーツ大会「SAGA2024」第7日は11日、佐賀、兵庫県各地で7競技が行われ、長崎県勢はボウリング成年男子が団体(4人チーム=福満亮、原口優馬、山本達也、山下知且)でV2、団体(2人チーム=福満、山下)も4位入賞した。成年男子は福満の個人2位を含めて、全3種目で賞状を手にした。
ボウリング勢は成年女子団体(4人チーム=松尾妃奈、富永知紗希、山中美智恵、山﨑千代美)も7位入賞。競技別の天皇杯(男女総合)得点52点(参加点10点除く)を獲得して、順位は5位と健闘した。
馬術成年女子標準障害飛越の柿平紗枝(県馬術連盟)は3位に入り、4大会連続入賞を決めた。軟式野球成年は1回戦で徳島に4-3で逆転勝ちして2回戦進出。500メートルのレースが始まったカヌースプリント勢は、成年男子カヤックシングルの水本圭治(チョープロ)をはじめ、出場全4艇が準決勝に進んだ。
第8日は12日、各地で12競技を実施する。
◎成年男子4人チーム 2連覇
「最後の国体で優勝。最初の国スポでも優勝」。自分たちに課した2年越しの“任務”を完遂した。しかも劇的な形で。
ボウリングの成年男子団体(4人チーム)で前回王者の長崎が予選6位通過から逆転Vをさらった。首位熊本との最大96点差を最終ゲームでひっくり返しての2連覇。チームリーダー山下(県スポーツ協会)は「まだ信じられない。出来過ぎ」と筋書きのないドラマに驚いた。
殊勲の活躍をしたのはリーダー山下でも、エース福満(西肥シルバーボウル)でも、プロボウラー原口(チョープロ)でもなく「第4の男」。山本(リージョナルクリエーション長崎)だった。他の3人に比べると実績面で劣る両手投げの28歳が大一番でブレーク。「ずっと自分だけふがいないのは嫌だった。何か貢献したかった」。決勝第1ゲームで8連続ストライクを記録すると、最終ゲームは破竹の10連続ストライクで289点をたたき出した。
予選3ゲームで200点近い貯金をした昨年と対照的な展開。背後で声をからす、どのチームよりも大きな長崎県選手団の声援に応えるようにピンを弾き飛ばした。これが長崎代表で出場する最後の大会となる25歳の原口は「とても心強かった」。今後はプロボウラー1本で生きていくため、近く滋賀に転居する。最後に恩返ししたいと、力をみなぎらせた。
昨年はこの種目で初優勝を果たした一方、他の入賞はなかった。今回は福満が個人2位、福満と山下が団体(2人チーム)で4位と面目躍如の活躍。女子も含めて積み上げた天皇杯得点は52点(参加点10点除く)に上る。山下が立てていた「ボウリング勢で50点獲得」の高い目標をクリア。競技別の都道府県順位で5位に躍進した。
ボウリング勢は成年女子団体(4人チーム=松尾妃奈、富永知紗希、山中美智恵、山﨑千代美)も7位入賞。競技別の天皇杯(男女総合)得点52点(参加点10点除く)を獲得して、順位は5位と健闘した。
馬術成年女子標準障害飛越の柿平紗枝(県馬術連盟)は3位に入り、4大会連続入賞を決めた。軟式野球成年は1回戦で徳島に4-3で逆転勝ちして2回戦進出。500メートルのレースが始まったカヌースプリント勢は、成年男子カヤックシングルの水本圭治(チョープロ)をはじめ、出場全4艇が準決勝に進んだ。
第8日は12日、各地で12競技を実施する。
◎成年男子4人チーム 2連覇
「最後の国体で優勝。最初の国スポでも優勝」。自分たちに課した2年越しの“任務”を完遂した。しかも劇的な形で。
ボウリングの成年男子団体(4人チーム)で前回王者の長崎が予選6位通過から逆転Vをさらった。首位熊本との最大96点差を最終ゲームでひっくり返しての2連覇。チームリーダー山下(県スポーツ協会)は「まだ信じられない。出来過ぎ」と筋書きのないドラマに驚いた。
殊勲の活躍をしたのはリーダー山下でも、エース福満(西肥シルバーボウル)でも、プロボウラー原口(チョープロ)でもなく「第4の男」。山本(リージョナルクリエーション長崎)だった。他の3人に比べると実績面で劣る両手投げの28歳が大一番でブレーク。「ずっと自分だけふがいないのは嫌だった。何か貢献したかった」。決勝第1ゲームで8連続ストライクを記録すると、最終ゲームは破竹の10連続ストライクで289点をたたき出した。
予選3ゲームで200点近い貯金をした昨年と対照的な展開。背後で声をからす、どのチームよりも大きな長崎県選手団の声援に応えるようにピンを弾き飛ばした。これが長崎代表で出場する最後の大会となる25歳の原口は「とても心強かった」。今後はプロボウラー1本で生きていくため、近く滋賀に転居する。最後に恩返ししたいと、力をみなぎらせた。
昨年はこの種目で初優勝を果たした一方、他の入賞はなかった。今回は福満が個人2位、福満と山下が団体(2人チーム)で4位と面目躍如の活躍。女子も含めて積み上げた天皇杯得点は52点(参加点10点除く)に上る。山下が立てていた「ボウリング勢で50点獲得」の高い目標をクリア。競技別の都道府県順位で5位に躍進した。