【ローマ共同】ローマ教皇フランシスコの遺体が安置されたバチカンのサンピエトロ大聖堂の前にある広場は23日、一般弔問のため訪れた信者らで埋め尽くされた。「最期の姿を見たかった」。信者の一人が感慨深げに語った。
澄んだ青空の下、そびえ立つ白い大聖堂。広場にも聖歌が流れ、荘厳な空気に包まれる。大聖堂に入るために並ぶ信者らが長蛇の列を作った。
列に並んでいた教皇の母国アルゼンチン出身でデンマーク在住の産業デザイナー、パウロさん(31)は「たまたまローマを訪れていて弔問に来られて良かった」と感極まった様子。「後任も教皇フランシスコと同じく教会改革派が選ばれてほしい」と願った。