発達障害への理解深めて 映画上映やマルシェで啓発イベント 佐世保の支援協議会

長崎新聞 2025/04/09 [11:50] 公開

多くの来場者でにぎわった「福育マルシェ」=アルカスSASEBO

多くの来場者でにぎわった「福育マルシェ」=アルカスSASEBO

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佐世保地区障がい者就労支援協議会(山﨑愛代表)は5日、「世界自閉症啓発週間」に合わせて県自閉症協会と合同で、映画上映やトークショーなどの発達障がい啓発イベントを佐世保市三浦町のアルカスSASEBOで開いた。
 目に見えない障害といわれる発達障害者を取り巻く環境、特性などを知ってもらおうと同協議会と同協会が企画した。
 上映された映画は、自身も発達障害の一つ、注意欠陥多動性障害(ADHD)と話す神奈川県出身の坪田義史さん(49)が製作。発達障害があり、独居生活を送る叔父との3年間にわたる交流を描いたドキュメンタリー。撮影する中で坪田さんは「叔父と共鳴した部分が感じとれた」と話した。上映後にトークショーもあった。
 会場では、障がい者就労支援施設の「福育マルシェ」もあり、手芸雑貨やパンなどが並び来場者らでにぎわった。