変わる長崎の夜景 再開発相次ぐも…進む人口減 「斜面地の明かり守って」

2024/09/06 [11:10] 公開

西九州新幹線の開通など再開発が進む長崎駅周辺(中央左)や開業間近の長崎スタジアムシティ(右端)など大きな光が加わった長崎市の夜景=同市浜平2丁目「にっしょうかん新館梅松鶴」から撮影

西九州新幹線の開通など再開発が進む長崎駅周辺(中央左)や開業間近の長崎スタジアムシティ(右端)など大きな光が加わった長崎市の夜景=同市浜平2丁目「にっしょうかん新館梅松鶴」から撮影

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起伏に富んだ地形に輝く無数の光。「世界新三大夜景」に認定されている長崎市の夜の姿が、相次ぐ再開発で大きな変化を見せている。
 稲佐山の向かい側、浜平2丁目にあるホテルから望む。山肌に住宅の明かり、遠くに稲佐山や女神大橋が見える。西九州新幹線の開通から間もなく2年を迎えるJR長崎駅、開業間近の長崎スタジアムシティが大きな輝きを放っている。
 長崎にっしょうかん梅松鶴紅葉亭の営業部長、大串芳弘さん(77)は「“鶴の港”も形を変えているが、これも時代の流れ。人口減などで斜面地の明かりが減ることが指摘されている。地元の人たちが知恵を出し合って美しい光景を守ってほしい」と話した。