大バエ灯台でナイトカフェ 思い思いの時間を楽しむ 平戸・生月

2024/09/13 [11:22] 公開

多くの家族連れらでにぎわったナイトカフェ=平戸市、大碆鼻灯台園地

多くの家族連れらでにぎわったナイトカフェ=平戸市、大碆鼻灯台園地

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長崎県平戸市生月町の北端、大碆鼻(おおばえはな)(通称・大バエ)灯台の明かりの下で飲食を楽しむ「灯台ナイトカフェ」が同灯台園地で開かれ、観光客や住民らでにぎわった。
 日本財団が展開する「海と灯台プロジェクト」のモデル事業の一つ。同町でキャンプ場を運営する「ガッタライ」(佐世保市)と住民らでつくる実行委が地域活性化を目的に主催。同灯台園地では昨年、マルシェを2回開いており、イベントとしては今回が第3弾。
 会場には椅子60脚とテーブル、電飾などが設置されキッチンカー2台が出店。同灯台園地近くの駐車場から会場までは3輪自動車「トゥクトゥク」(7人乗り)が来場者を送迎した。
 7、8日の両日で計約400人が来場。飲み物や軽食を味わいながら、談笑したり灯台の明かりを眺めたりして、思い思いの時間を楽しんだ。佐世保市から友人と来た女性(50)は「ここに来たのは初めて。カフェの雰囲気が良く、ロケーションの素晴らしさに感動した」と満足げに話した。
 灯台の魅力を交流サイト(SNS)で発信する「#灯台デモクラシー」活動に取り組む「ガッタライ」の久保清悟社長(34)は「想像以上の人出がありうれしい。今後も継続してイベントを開きたい」と語った。