万博の大屋根リング、完成 木造建築最大級、会場シンボル

共同通信 2025/02/28 [18:17] 公開

完成した大阪・関西万博会場の大屋根リング=28日午後、大阪市此花区の夢洲(共同通信社ヘリから)

完成した大阪・関西万博会場の大屋根リング=28日午後、大阪市此花区の夢洲(共同通信社ヘリから)

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 大阪・関西万博の会場シンボルとなる大屋根リングが完成し、28日、日本国際博覧会協会に引き渡された。1周2キロの木造建築物は世界最大級。万博の理念「多様でありながら、ひとつ」が込められ、高さ12~20メートルの屋上からは会場内や瀬戸内海を見渡せる。日差しや雨を避ける動線にもなる。

 来場者は階段に加えてエレベーターやエスカレーターで昇降する。屋上デッキはスロープで移動できるバリアフリー仕様。内径615メートルの内側には主に参加各国のパビリオンが、外側には日本館や各企業の展示館が並ぶ。

 設計は、会場デザインプロデューサーの建築家藤本壮介氏が手がけた。