長崎県南島原市深江町の道の駅「ひまわり」に企業誘致のための「サテライトオフィス」を整備する事業が頓挫し、補助金9千万円が市に返還されていない問題で、市は25日の市議会一般質問で、補助金を返還していない事業者や施工業者の刑事告訴を検討していると明らかにした。
隈部和久議員(経世会)への答弁。市議会が設置した調査特別委員会(百条委員会)で委員長を務めた隈部議員は、事業者のエバーグリーン(佐世保市)や9千万円を受け取った元請け業者の成和(福岡市)などを「刑事告訴しないのか」とただした。
山口周一副市長は「関係者が百条委で、いずれも返金の意思を示した。補助金返還を求めてエバーグリーンを提訴している」と説明。一方、刑事告訴を「警察や弁護士に相談している」と述べた。
隈部議員らは「市政への多大な不満と不信を生じさせた」などと松本政博市長と山口副市長の責任を追及した。松本市長は「真摯(しんし)に反省している」と謝罪。山口副市長は「精いっぱい取り組んだ結果、こうなった」と弁明した。
進退に関し、松本市長は「まずは補助金を取り戻す。しかるべき時に判断する」、山口副市長は「市長と相談し身の振り方を考える」とそれぞれ答弁し、ただちに辞職する考えはないとした。
サテライトオフィス問題の余波で停止状態の大型事業「市分散型エネルギーインフラプロジェクト」について、市環境水道部は「現状の計画では厳しい。見直しも検討している」と答弁した。
隈部和久議員(経世会)への答弁。市議会が設置した調査特別委員会(百条委員会)で委員長を務めた隈部議員は、事業者のエバーグリーン(佐世保市)や9千万円を受け取った元請け業者の成和(福岡市)などを「刑事告訴しないのか」とただした。
山口周一副市長は「関係者が百条委で、いずれも返金の意思を示した。補助金返還を求めてエバーグリーンを提訴している」と説明。一方、刑事告訴を「警察や弁護士に相談している」と述べた。
隈部議員らは「市政への多大な不満と不信を生じさせた」などと松本政博市長と山口副市長の責任を追及した。松本市長は「真摯(しんし)に反省している」と謝罪。山口副市長は「精いっぱい取り組んだ結果、こうなった」と弁明した。
進退に関し、松本市長は「まずは補助金を取り戻す。しかるべき時に判断する」、山口副市長は「市長と相談し身の振り方を考える」とそれぞれ答弁し、ただちに辞職する考えはないとした。
サテライトオフィス問題の余波で停止状態の大型事業「市分散型エネルギーインフラプロジェクト」について、市環境水道部は「現状の計画では厳しい。見直しも検討している」と答弁した。