投資名目で5636万円被害 長与の70代男性 ユーチューブの広告きっかけ 長崎

2024/07/19 [11:31] 公開

長崎県の時津署は18日、西彼長与町の70代無職男性が、投資などの名目で約5636万円をだまし取られる交流サイト(SNS)型詐欺事件があったと発表した。
 同署によると、男性は今年1月4日、ユーチューブの広告を通じ「木野内栄治」「櫻井美惠」などのアカウントを使う人物と知り合った。投資の情報交換をするグループLINE(ライン)に誘われ、金の取引所サイトにも登録した。
 その後、櫻井から「1月の財富倍増計画を準備中」「利益率は60%にも上る」などうそのメッセージが届いた。信じた男性は、投資や利益の引き出し手数料名目で1月19日から3月5日まで9回、指定の口座に現金を振り込んだ。
 男性が利益を問い合わせる中でおかしいと気づき、同署に相談し発覚した。同署はSNS広告を通じた投資話は詐欺を疑うよう呼びかけている。