東北新幹線はやぶさ・こまち21号の連結が走行中に外れたトラブルを受け、東北、秋田、山形の各新幹線は、週明けの10日も引き続き連結運転を取りやめた。一部運休など影響が続く中、14日まで連結運転の見送りが既に決まっており、以降の計画も未定。通常運行再開の見通しは立っていない。
東北新幹線では10日午前7時15分ごろ、福島―郡山間を走行中の上り列車が異常音を検知して一時停車するトラブルが発生。線路内点検のため、午後0時20分ごろから東京―新青森間の上下線で運転を見合わせ、約2時間後に全線で再開した。
JR東日本が原因を調べたところ、線路に立ち入った人と接触していたことが判明した。福島県警はフェンスを乗り越えて自殺した可能性が高いとみている。
連結運転見合わせを巡っては、乗客から不満の声が上がった。宇都宮駅では10日、山形新幹線の直通運転取りやめで福島駅での乗り換えを促すアナウンスが流れた。
JR東によると、原因判明と対策完了まで連結運転を取りやめる方針。