長崎県佐世保市椎木町の九州文化学園高3年、ブラッドリー・美碧・スカイさん(18)が、本年度の「国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール」の中央大会で外務大臣賞に輝いた。全国上位4人が受賞する特賞の一つで、来年3月に特賞受賞者4人で米ニューヨークの国連本部に研修に行く。
ブラッドリーさんは米国人の父と日本人の母の間に生まれた。教員に声をかけられ2年生の時に弁論部に入部。人の役に立ちたいと貧困などをテーマに英語での弁論大会に出場してきた。今回のコンクールが初めての日本語での弁論大会だった。
コンクールは外務省などが主催し71回目。国連に関する三つのテーマから一つを選び作文にする。全国274人の中から予選を勝ち抜いた27人が10月に東京の国連大学で開かれた中央大会に出場。ブラッドリーさんは「世界の平和と安全を守るために国連がいま果たすべき役割とは何か」を選択し、「戦場から来た友へ」と題して発表した。
ウクライナからの避難民で2年時からクラスメートのサマルハ・アレクサンダーさん(18)と会話する中で、サマルハさんの心が今でも戦場にあると感じたブラッドリーさんは「現実の戦争の恐怖を感じた」。
ブラッドリーさんは二つの国のアイデンティティーをもつからこそ一方に偏らず命の大切さと平和の尊さの重要性を見いだせるとして、被爆地長崎の高校生という立場も踏まえ平和と安全を守り維持することが何よりも大切だと主張。
国連が果たすべき役割は全世界に「国連の『国際の平和及び安全を維持する』という理念を改めて訴える」ことで、「私たちが国やアイデンティティーを越えて国連の理念を支える意識を強くもち続けること」も大切だと訴えた。遠回りに感じるが「これが戦場から来た友へ、一日でも早く戦場ではなくなった故郷へ帰れるエールになると私は信じている」と結んだ。
サマルハさんは「(作文は)大切なことを全部言ってくれている。大会で全国の人に伝えてくれてありがたい」と話す。ブラッドリーさんは日本語に苦手意識があったが受賞で「自信がついた」という。「思いが伝わってうれしかった。将来は国連で働いて平和構築に貢献したい」と笑顔で話した。
ブラッドリーさんは米国人の父と日本人の母の間に生まれた。教員に声をかけられ2年生の時に弁論部に入部。人の役に立ちたいと貧困などをテーマに英語での弁論大会に出場してきた。今回のコンクールが初めての日本語での弁論大会だった。
コンクールは外務省などが主催し71回目。国連に関する三つのテーマから一つを選び作文にする。全国274人の中から予選を勝ち抜いた27人が10月に東京の国連大学で開かれた中央大会に出場。ブラッドリーさんは「世界の平和と安全を守るために国連がいま果たすべき役割とは何か」を選択し、「戦場から来た友へ」と題して発表した。
ウクライナからの避難民で2年時からクラスメートのサマルハ・アレクサンダーさん(18)と会話する中で、サマルハさんの心が今でも戦場にあると感じたブラッドリーさんは「現実の戦争の恐怖を感じた」。
ブラッドリーさんは二つの国のアイデンティティーをもつからこそ一方に偏らず命の大切さと平和の尊さの重要性を見いだせるとして、被爆地長崎の高校生という立場も踏まえ平和と安全を守り維持することが何よりも大切だと主張。
国連が果たすべき役割は全世界に「国連の『国際の平和及び安全を維持する』という理念を改めて訴える」ことで、「私たちが国やアイデンティティーを越えて国連の理念を支える意識を強くもち続けること」も大切だと訴えた。遠回りに感じるが「これが戦場から来た友へ、一日でも早く戦場ではなくなった故郷へ帰れるエールになると私は信じている」と結んだ。
サマルハさんは「(作文は)大切なことを全部言ってくれている。大会で全国の人に伝えてくれてありがたい」と話す。ブラッドリーさんは日本語に苦手意識があったが受賞で「自信がついた」という。「思いが伝わってうれしかった。将来は国連で働いて平和構築に貢献したい」と笑顔で話した。