政府は25日、4月に開幕する大阪・関西万博の期間中に何度でも入場できる「通期パス」について、5月までの来場者を対象に割引価格で販売すると明らかにした。会場ゲート前で販売する当日券の導入も正式表明した。石破茂首相や武藤容治経済産業相が全国知事会の村井嘉浩会長(宮城県知事)らと官邸で会い、伝えた。
通期パスは18歳以上だと1人3万円だが、4~5月に来場した人は2割引きの2万4千円とする。入場可能な時間も午前11時から2時間前倒しする。万博は4月13日から10月13日までで会期後半に混雑が予想される一方、前半は客足が伸び悩むと懸念されており、早期の来場を促す狙いがある。