空港を拠点に地域課題を解決する「空港型地方創生」がテーマの講演会が19日、長崎県五島市の五島振興局で開かれた。和歌山県港湾空港局長の花田祥一氏と、南紀白浜空港(同県白浜町)を運営する南紀白浜エアポート社長の岡田信一郎氏が官民連携の事例を紹介した。
民間に経営権を委ねる「コンセッション方式」を2019年に導入した南紀白浜空港を参考に、福江空港(五島市)の活性化につなげようと市観光協会と福江空港ターミナルビルが主催。県や市、観光関係者ら約50人が参加した。
花田氏は、民営化で柔軟な発想が可能になり、機動力が高まると説明。早朝・夕方便の運航でビジネス・観光客の需要を捉え、レジャー施設「アドベンチャーワールド」と連携して集客力を高めた事例などを紹介した。
岡田氏は、地域を巻き込むDMO(観光地域づくり法人)戦略を紹介。富裕層誘致のための地域連携のほか、旅先に滞在して仕事をするワーケーションや副業支援で関係人口を増やし、周辺自治体の社会増につながった実績を強調した。「空港こそ地域活性化につながる外需を取り込めるインフラ」と力説した。
民間に経営権を委ねる「コンセッション方式」を2019年に導入した南紀白浜空港を参考に、福江空港(五島市)の活性化につなげようと市観光協会と福江空港ターミナルビルが主催。県や市、観光関係者ら約50人が参加した。
花田氏は、民営化で柔軟な発想が可能になり、機動力が高まると説明。早朝・夕方便の運航でビジネス・観光客の需要を捉え、レジャー施設「アドベンチャーワールド」と連携して集客力を高めた事例などを紹介した。
岡田氏は、地域を巻き込むDMO(観光地域づくり法人)戦略を紹介。富裕層誘致のための地域連携のほか、旅先に滞在して仕事をするワーケーションや副業支援で関係人口を増やし、周辺自治体の社会増につながった実績を強調した。「空港こそ地域活性化につながる外需を取り込めるインフラ」と力説した。